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  • 2012.11.25 Sunday
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we will leave from China soon.


昨日のステージのキレイな写真。
9月18日、淮南での第1ステージを前に、主催者の決定により、
すべての日本人関係者がレースから外されました。チケットを用意して、帰途につきます。
日本人に対する暴動が起きるなかで、安全を保障できないから、という理由です。
誰も悪くないんです。でも、ただただ悔しくて、涙が止まりません。

長い目で見れば、些細なことかもしれませんが、
かけがえのない大切な仲間と、一生懸命、自分なりの夢や目標を追い求めていました。
これに関しては、すべてのメディアのなかで自分がイチバンだったと思います。
何も保証がない駆け出しのフリーランスにとって、
チャンスを奪われてしまったことは本当に悲しいことです。

写真は上手い下手どうこうっていう前に、まずは現場にいなければなりません。
いつも最も重要なことはそれだったりもするんだけど、今回はどうにもできませんでした。
もっともっと撮りたかったし、もっともっと色んな人と話しをしたかった。
このレースでは、ベストフォトグラファーだと言われていたので、きっちり仕事をしたかった。
誰よりもいい写真を撮りたかった。次につなげたかった。


もちろん愛三工業レーシングも同じ気持ちだと思います。
2012シーズン最後のレースで、あと1勝すれば、トップと並ぶというところでの決定でした。
今大会、残りロードレースは4ステージ。
これまでのレースを見ているかぎり、十分に勝てるチャンスがありました。
限られた予算内で苦労しながらも、一生懸命アジアのトップをめざしていた彼らには、
あまりにも酷な出来事だと思います。あともう少しで、大きな夢が掴めたかもしれないのに。
彼らはプロの選手であり、プロのチームです。
選手として走れる時間には限りがあるし、チームの運営面にも大きな痛手があるはずです。
主催者は一時的なチケットを保証するかもしれませんが、その先には何もありません。


でも何よりも、私たちの安全と未来を優先しての判断。
帰ってからどうしようかと考える余裕はまだありませんが、まずは無事に家に帰りたいと思います。

悔しくって悲しくってメソメソ泣いていると、中国人の女の子も一緒に泣いてくれました。
この悔しさを埋めるには、それで充分な気もします。
過激なシーンが報道されている裏には、小さな、こんな友情があるんです。
今回、1つのチャンスを失ったかもしれないけど、得たものもたくさんあるんです。
自転車レースは、本当にかけがえのない出会いや経験をくれます。


profile

たなかそのこ
1980年代生まれ女子。カメラを片手に海外国内を飛び回ってます。物書き&カメラマン風。ネコ好き。

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